先物取引の歴史って?
先物取引って良く聞きますがいつからあるのでしょうか?
実は世界的に長い歴史をもった仕組みなのです。世界初の先物取引は、1568年にロンドン(イギリス)で始まったとされています。
より広義の先物取引ということで言えば、アントワープ(ベルギー)で1531年に開設された取引所が最初であるいう記録もあります。400年以上もの歴史があるとはほとんどの人は知りませんが、深い歴史のある取引なのです。
世界の歴史と比べれば、日本での歴史は、まだまだ浅いかもしれません。
しかし日本では、皆さんが思っている以上に意外と長い歴史を持っているのです。
日本で近代的な商品先物取引が始まったのは1730年の江戸幕府だそうです。大阪にある堂島米相場会所に対して、江戸幕府が米の先物取引を許可したことが、日本での公的な商品先物取引のはじまりであったのです。
当時、米は貨幣と同等の役割をもち、実質的な経済の中心でした。こうして江戸時代から始まった先物取引は、米価格の乱高下を防ぐ目的で、収穫前にあらかじめ値段を決めておくという価格リスクのヘッジ機能もあったとされ、これは今もおなじように受け継がれてきました。
商品取引会社って?
みなさんの取引を仲介する商品取引会社は法律上「商品取引員」と呼ばれます。
商品取引員とは「商品取引所法」に基づき、農林水産大臣および経済産業大臣から商品取引受託業務の許可を受けた会社のとこです。これは、法に定められたルールに則り営業している証拠になります。トラブルが生じないよう各社も努力をする必要が出てきます。
現在主流のオンライントレードを経由せずに、対面で営業マンを介して注文を行う場合もあります。
この営業マンは、大臣によって登録を受けた「登録外務員」の資格が必要になってきます。この登録外務員はみな日本商品先物取引協会主催の教育研修を受け、資格試験および登録審査の合格者でもあります。必ず登録証を携帯しているので、営業マンに確認しましょう。
商品先物取引は、投資家の資産を脅かす不正が起きないように、国により管理されているのという意味では安心して取引に参加することができます。